『椅子がこわい』 夏樹静子 | しあわせなおなか

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学校が終わって、暇で暇で仕方がありません。
年が明けたらマタニティビクスやマタニティスイミングに励もうと思っていたのに、医者から安静にするよう言い渡されました。
ますます暇で参っていたら、オットが本をいっぱい借りてきてくれました。
その中のまず1冊目。

タイトルからして、腰痛持ちの作者が使った椅子の変遷記かなと思ったんですが・・・実際は椅子に長時間座っていられない作者の3年にわたる腰痛闘病記でした。
夏樹静子という作家の本を一冊も読んだことがないのですが、さすがベストセラー作家(?)なだけあって読ませます。

私自身冷え性からくる肩こり&妊娠してから出てきた腰痛に悩まされているけれど、その原因はあくまで冷え性と妊娠であって、心に原因があるなんて思いもしてません。
作者も同じようにあくまで筋肉弱化が原因であるということに固執してしまって(確かにそれが一番筋が通るし、納得できる)、整形外科から鍼や気功に御祓いまでありとあらゆる治療を試みています。
しかし、結局は根本的な腰痛の原因が心にある、心身症であると認識し、納得することで快復していくことになります。

精神的に弱い人間が心の病気になるものだと思いがちですが、この本を読んでいるとそうではないってことがよくわかります。

腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)/夏樹 静子
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